「それにしてもさ。プログラミングが趣味っていう人が少なくなったねえ。」
「そだね。」
「やっぱ、Windowsプログラミングは面倒くさそう、ってことかな。」
「そうかなー?」
「特に最初のとっかかりがね。昔のBASICみたいに気軽に始められない。」
「まあね。」
「でもVC++のプログラムも、実際に作ってみればそんな難しくないよね。」
「作って覚えるというのは、プログラミングを学ぶ鉄則ですな。」
「そこでだ。いま思いついたんだが。」
「なんすか。」
「本書の読者のみなさんにも、とにかくプログラムを作ってもらいたい。 創作を通じて、Windowsプログラミングというものに親しんでほしい。」
「いまどきそういうの流行らないかも…。」
「いや、いまからでも遅くない。 そのようなムーブメントをおこすため、私はここにVC++.NETプログラミングコンテストの開催を宣言する!」
「どっひゃー。」