何だか、覚えの有るような･･･
と思って「自己愛と自己否定」の論議（？）を読んでいました。
何となく、理論物理と応用物理の間にある深い谷間に似てますね。(^^;;)
理論物理（特に基礎論）をやっている人たちって、「物理が金を儲けたらそれは物理ではない」
的な見方をします。「人の役に立つ物理は既に物理ではない」みたいな。
反対に、応用物理系の人は「世の中に役立たずして何の知識だ」とするのですね。
私はもともと専門が理論だったので見方も前者の方ですが･･･（お人形で言ったら
「売れなくていいの」と言っている方に近い）今、それを応用する職場にきてはじめて
どっちも必要で、どっちも正しいんだな、と思うようになりました。
知識や好奇心は決して「役に立つ」ものではないけれども、
だからと言って「役に立ってはいけない」ものでもない。
････でも、どちらにしろ、この二つって、しみじみと溝は大きいんですよねー。(^^;;)