2.Bootフロッピーを作る

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必要なものを揃える

 Bootフロッピーを作る方法は、どのパソコンでもだいたい同じようだが、使うファイルはPC、PCnote、98、98noteで異なるため、ここがちょっとややこしい。98noteの場合には、まず次を揃えよう。

RAWRITE.EXE

▲フロッピーディスクにディスクイメージを書き込むためのプログラム。FreeBSD徹底入門付属CD-ROMの「221R\TOOL98\DOSTOOLS\」に収録されている。「221R\TOOL\」にも同名ファイルが存在するが、これはPC用なので使わない。

PAO98_22.FLP

▲BOOTフロッピーのディスクイメージファイル。98note用のはCD-ROMに入っていないので、インターネットでを入手する。PAO98_22.FLPは、bootpao221r98.tar.gzを解凍すると出てくる。実際に解凍するには、窓の杜に行って、DropEX!とTAR32.DLLをダウンロードする。インストールしたら、DrepEX!のアイコンにbootpao221r98.tar.gzをドラッグ&ドロップする。出てきたファイルを再度DrepEX!のアイコンにドラッグ&ドロップする。このときダイアログが出てくるから、「TAR」ボタンをクリックする。これでPAO98_22.FLPが現れる。

Bootフロッピーの作り方

@RAWRITE.EXEとPAO98_22.FLPをコピーする

▲2つのファイルを、ハードディスクの任意のディレクトリにコピーしておく。また、カレントディレクトリを、コピーしたディレクトリに移動しておく。この方が、コマンドを実行したとき簡単だから。

Aフロッピーを2HCで初期化する

▲フロッピーディスクは、2HCフォーマットしておく必要がある。もし、フロッピーディスクがCドライブなら、MS-DOSのコマンドプロンプトで「format /5 c:」を実行すればよい。「/5」というオプションは「format /?」としても表示されないけれど、隠しスイッチということなんだろう。ちゃんと初期化される。

C> format /5 c:

BBootフロッピーを作成する

▲MS-DOSのコマンドプロンプトに「RAWRITE」と入力して実行する。

C> rawrite
RaWrite(98) 1.0 - Write disk file to raw 2HC diskette
(C)Copyright KATO Takenori, 1995.

Enter source file name: pao98_22.flp	←イメージファイルを指定
Enter destination drive: c		←Cドライブがフロッピー
Please insert a formatted 2HC diskette into drive A and press RETURN key :
Done.

DOSパーティションの確認

 FreeBSDを使うにあたって、ディスクを2つのパーティションに分け、1つをMS-DOS、1つをFreeBSDで使用する。FreeBSDでは、最低200MB程度のハードディスクがあったほうがいいらしいので私は350MBのハードディスクを次のようにした。なお、FreeBSDの領域は確保しておく必要はない。

50MBMS-DOS
300MBFreeBSD

重要:パーティションを変更すると、今まで記録されているファイルがすべて消えてしまうので注意。

FreeBSDファイルをコピー

 なぜだかわからないが、CD-ROMでインストールをしたところ、インストールは成功するのに、リブートしてみるとうまく起動しない。そこで、MS-DOSパーティションに必要なファイルをコピーして、それでインストールする。
 私の場合、MS-DOSパーティションを50MBしか確保しなかったので、あまりいろいろなファイルをコピーすることができなかった、しょうがないので、最低必要なファイルだけをコピーすることにした。
 まずコピー先のディレクトリ「FREEBSD」をルートに作成する。その中に、CD-ROMの中のルートにある次のディレクトリを「FREEBSD」にコピーする(これはINSTALL98に書いてあったもの)。

\BINディレクトリ丸ごとコピー
\SRC\SSYS.??\SRCの中にはたくさんファイルが入っているが、その中のSSYS.AAといった、頭にSSYSとついているファイルだけコピーすればよいようだ。
\98BINディレクトリ丸ごとコピー
KERN98.TAR.GZこれ、どこにあるのか不明。なくてもインストールできるみたいだ。


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