二進 | 「しゃ、喋ってる。私は夢でも見ているのだろうか?」 |
杏斗 | 「おっ! おじさん、私この子たち知ってる。パパが……昔パパが私のために描いてくれた……確か……ソケたん。私に絵を見せて、これはソケたんだよって」 |
るう | 「やっと思い出してくれたのね。でも、"ソケたん"はあくまでも総称。私たちにはそれぞれに名前があるのぉ。私は"るう"」 |
とこ | 「まあまあ、突然のことなんだし。初めまして。私は"とこ"と申します」 |
ぷう | 「突然トの字はとんぼのめがね。わたし、"ぷう"ちゃん」 |
るう | 「とまあ、そういうわけだからよろしく」 |
杏斗 | 「はあ、こちらこそヨロシクお願いします……って、おじさん、私どうしたらいいのぉ」 |
二進 | 「ちょっと待ってくれ。いったいキミたちは何もの……」 |